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開設に際して
設立について
会員規則


 
小さな箱・大きな声 開設に際して
近美100年の会 代表 高階秀爾
鎌倉近美の名称で広く一般に親しまれている神奈川県立近代美術館は、第二次大戦後いち早く設立された美術の館として、すでに半世紀にわたる歩みを歴史に刻み込んでいます。この間、日本および西洋の近代美術の優れた作品を揃えたコレクションを形成するとともに、530回に及ぶ企画展をはじめ、さまざまの美術館活動を通じて、内外の愛好者に豊かな美の世界を提供して来ました。ル・コルビュジエのもとで学んだ建築家坂倉準三の設計によるその建物は、20世紀を代表する重要な遺産のひとつとして、国際的にも高い評価を得ています。池のほとりに静かに羽根を休める高貴な鶴のようなその端正な姿は、緑豊かな周囲の自然と溶け合って、多くの歴史的思い出に溢れる古都鎌倉に、清新な趣を添えています。

 この美術館の今後のいっそうの発展を願って、「神奈川県立近代美術館100年の会」は設立されました。今でも、会議や展覧会、あるいは文化使節として日本を訪れる外国の人びとのあいだで、鎌倉近美を見学したいと希望する人は2,3にとどまりません。やがて鎌倉が世界の貴重な遺産として認められる日には、この美術館の存在が大きな支えとなるであろうことは、疑いを容れません。美しい古都鎌倉の栄光をさらに輝かしいものとするために、これからも美術館が充実した活動を続けていくことを心から願ってやみません。


高階秀爾
1932年東京生まれ。
東京大学・大学院やパリ大学で近代美術史を学ぶ。
国立西洋美術館館長を経て、現在は大原美術館館長。東京大学名誉教授。
2012年11月、文化勲章受章。
「ルネッサンスの光と闇」などの著作も多数あり、美術評論家として多大な功績がある。
坂倉百合さんの要請によって、近美100年の会の代表を引き受ける。
国宝、重要文化財、登録文化財などを審議・選定する文化庁文化審議会委員長などを歴任され、
「代表を引き受けたからには近美は大丈夫」と言われたりすることもある心強い代表です。